今、巷で人気のパーソナルトレーニング。
パーソナルトレーナーになりたいという方も多いのではないでしょうか?
トレーニングが好きな方や、トレーニングを指導したいという方にはおすすめの職業です。
パーソナルトレーナーになるには資格は必須というわけではありません。
しかし、パーソナルトレーナーになるためには必要な知識や持っておくと便利な資格があります。
今回は、パーソナルトレーナーになるために必要なスキルや資格、パーソナルトレーナーの働き方などについて紹介していきます。
目次
パーソナルトレーナーとは
パーソナルトレーナーとは、1対1でエクササイズの指導を行う職業です。
トレーニングを行う対象者は、ダイエットを目的としている人をはじめ、スポーツ選手、健康、体力作り、リハビリテーションなど多岐に渡ります。
対象者の悩みのヒアリングや潜在ニーズの引き出し、目的に応じたエクササイズプログラムの作成、エクササイズの指導などを実施します。
そのため、ただトレーニングを指導するだけではなく、様々な知識が必要です。
また、パーソナルトレーナーは1対1でのトレーニングなので、企業で働くだけではなくフリーランスで行ったり、自分で起業して行うことも可能です。
また、副業として週末のみトレーナーをしている人も増えてきています。
パーソナルトレーナーになるには
パーソナルトレーナーになるには、様々な方法があります。
具体的な方法は、以下の3つです。
- 専門学校や通信教育スクールに通う
- 未経験でも勤務可能なジムに就職する
- 独学で勉強する
では、1つずつ見ていきましょう。
パーソナルトレーナーのなり方➀:トレーナー養成スクールや専門学校、通信教育スクールに通う
専門学校や通信教育スクールに通ってパーソナルトレーナーになることができます。
最近の傾向としては、パーソナルトレーナーになるためのトレーナー養成スクールが人気です。
専門学校では2~3年という期間、費用でも200万円くらいかかりますが、トレーナー養成スクールでは半年という期間、そして費用の面でも40〜50万円程度で資格を取得することが可能だからです。
具体的なトレーナースクールの説明についてはこちらの記事:【料金安い順3選】パーソナルトレーナー資格のNSCA-CPT取得を目指せる養成学校ランキング(内容・料金)をあわせてお読みになってみてください。
東京の養成スクール:【料金安い順6選】東京のパーソナルトレーナー資格を取れる養成学校ランキング(授業内容・費用・資格取得)
大阪の養成スクール:【料金安い順3選】大阪のパーソナルトレーナー資格を取れる養成学校ランキング(授業内容・費用・資格取得)
また、専門学校や通信教育スクールでは、通信コースを設けているところがあります。
パーソナルトレーニングの知識を学ぶことができるほか、受講して試験をパスすれば資格を取得することもできるのです。
独学では難しいという方や、資格を取得したいという方におすすめの方法です。
また、通信教育の場合は通う必要がないので、仕事と両立しながら通うことができます。
一方で、実技面での理解が難しい場合があります。
有名な通信教育は、以下の通りです。
- NESTA
- レエール
- リフレッシュリラクゼーションスクール
- マジックハンズ・セラピストアカデミー
1つずつの特徴を見ていきましょう。
おすすめ通信教育➀:NESTA
パーソナルトレーナーの通信教育で非常に有名なのが、NESTA。
NESTA資格を持つ講師が直接指導をしてくれるため、プロの知識が身につきます。
また、通信教育でありながらも現場に活かせる知識を身に付けることができるという特徴があります。
NESTAのかかる費用は以下の通りです。
- 教材費 13,600円
- WEBコース受講料 35,000円
- 事前講習受講料 15,000円
- 認定試験受験料 7,500円
- 受験・資格登録手数料 36,400円
修了までの期間は2~3ヶ月となっています。
おすすめ通信教育➁:レエール
テキストだけではなく、動画教育もあるレエールは、NSCAの合格率96%の実績を持っています。
通信教育では実務面の習得が難しいというデメリットがありますが、動画があれば分かりやすく学習することができるのです。
また、勉強中に分からないことがあればマンツーマンで学ぶことができるのです。
レエールは、料金が非常に高額であるというデメリットがあります。
- 通信講座費 349,000円
しかし、受講内容の充実度はダントツでナンバーワンといえるでしょう。
おすすめ通信教育➂:リフレッシュリラクゼーションスクール
NSCA-CPTパーソナルトレーナー資格取得が可能な通信教育、リフレッシュリラクゼーションスクール。
NSCA-CPTパーソナルトレーナー資格は、世界75か国で通用するという世界的にも有名な資格です。
リフレッシュリラクゼーションスクールの特徴は、自分のスケジュールに合わせて短時間で効率良く学ぶことができます。
リフレッシュリラクゼーションスクールの通信講座は、添削をしてもらえます。
月に1回提出する目安になっており、全12回の添削が実施されます。
ただし、月に2回以上添削をしてもらうこともできるので、早い方であれば4ヶ月から半年で修了可能です。
リフレッシュリラクゼーションスクールの費用は以下の通りです。
- NSCA-CPT受験に向けた受講費 360,000円
高額ではあるものの、自分のペースで確実に学ぶことができるのがポイントです。
パーソナルトレーナーのなり方➁:未経験でも勤務可能なジムに就職する
未経験でも勤務可能なジムに就職し、パーソナルトレーナーになることもできます。
パーソナルトレーナーは、資格が必要でないため誰しもが名乗ることができるのです。
最近では、パーソナルトレーニングジムの需要が増えているので未経験者でも採用を実施している企業もあります。
現時点でスキルや資格がなくても、働きながら学ぶことができるのです。
しかし、仕事をしながら勉強もしなければいけないので、体力的にきついというデメリットも考えられます。
また、経験者でなければ給料は上がらず低賃金で働かなければいけない場合もあります。
しかし、働きながらパーソナルトレーナーを目指せるという点ではおすすめです。
パーソナルトレーナーのなり方➂:独学で勉強する
独学で勉強し、パーソナルトレーナーになることも可能です。
専門知識を独学で勉強するのは、非常に困難ではありますが、資格を受ける際の受験料や、独学で勉強する教材費などが一切かかりません。
教材は豊富にあるほか、YouTubeなどの動画サービスで実務面を学ぶことも可能です。
実際に独学でパーソナルトレーナーになったという人も多いので、非現実的な方法ではないのです。
しかし、いつまでにパーソナルトレーナーになるのか・資格を取るのかといった目標設定をあらかじめしておかないと、ダラダラと後のばしになってしまう可能性があります。
自分自身を律することができる人にとってはおすすめの方法といえるでしょう。
パーソナルトレーナーの資格
パーソナルトレーナーになるためには、資格は必要ありません。
とはいえ、資格があるとないとでは就職にもかなりの差が出ます。
資格があるに越したことはありません。
パーソナルトレーナーの資格は以下の3種類があります。
- NSCA-CPT
- NESTA-PFT
- JATI-ATI
では、1つずつ見ていきましょう。
より詳しくパーソナルトレーナー資格について知りたいという方はこちらの記事:パーソナルトレーナーになるには資格は必要なの?公認資格6種をまとめてみたもあわせてお読みください!
パーソナルトレーナーの資格➀:NSCA-CPT
NSCA-CPTは、NSCAジャパンが認定しているパーソナルトレーナーの資格です。
NSCAジャパンとは、米国コロラド州コロラドスプリングスに本部を持つ NSCAの日本支部を指します。
NSCA-CPTは、健康と体力のニーズ応じ、評価・モチベーション維持・正しい教育・トレーニング・コンディショニングの指導を行うことができる優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。
NSCA-CPTは、年齢・性別・経験を問わず様々な人に対してトレーニング指導を行う資格です。
そのため、この資格を持っていると幅広い人に対してトレーニングを実施できるという証になるのです。
世界的にも有名かつ、幅広い層にアプローチできるため、NSCA-CPTを保有していればパーソナルトレーナー活動が認められているジムは多いです。
また、費用は45,200円~と非常にリーズナブル!
まずは、NSCA-CPTから受験するという方法がおすすめです。
NSCAの資格認定試験は、知識を暗記していれば解けるものではなく、知識から実践的なシチュエーションに対する答えを導き出す能力が問われます。
NSCAジャパンでは受験するための必須講習は設けておらず、受験者のみなさんがご自身で学習計画を立てて進めていく必要があります。
NSCAの資格認定試験の受験者は、ストレングス&コンディショニング(以下S&C)の分野で活動を志す学生の方から、すでに長年S&Cの分野で活躍しているベテランの方まで、様々です。
受験者のみなさんのこれまでの経験や知識によって、試験合格のために必要な学習内容は変わってきます。引用:NSCA資格認定試験
パーソナルトレーナーの資格➁:NESTA-PFT
NESTA-PFTは、NESTAが認定している資格です。
NESTAとは、アメリカ・カリフォルニアにあるパーソナルフィットネス・トレーナーの資格認定団体を指します。
フィットネス・ウェルネス業界で国際的に認知されているため、高いクオリティの技術を身につけることが特徴です。
また、大手のパーソナルトレーニングジムやフィットネスクラブからも高い信頼があるため、就職にも有利でしょう。
NESTAにかかる費用は、72,500円です。
NESTA取得のための通信教育もあるので、独学では不安という方は通信教育がおすすめです。
フィットネスに関する知識だけでなく、「パーソナルトレーナー」という職業の役割や、ビジネスとしてのパーソナルトレーニングの考え方・売り込み方などを幅広くカバーした独自のカリキュラム内容は、プロトレーナーとしての包括的な知識の習得を目指す方に高い評価を得ています。
引用:NESTA
パーソナルトレーナーの資格➂:JATI-ATI
JATI-ATIは、JATIが認定している資格です。
JATIとは、日本トレーニング指導者協会のことを指します。
健康体力増進からアスリートの競技力向上まで、幅広い対象者に対するトレーニング指導を行うことができる国内で最もスタンダードな資格です。
資格内容は実践的な内容で、就職後すぐ実践できるスキルが沢山あります。
費用は155,600円~となっています。
一般人からトップアスリートまで、あらゆる対象や目的に応じて、科学的根拠に基づく適切な運動プログラムの作成と指導ができる専門家であることを証明する資格です。
引用:JATI
どの資格を取得するべきか
パーソナルトレーナーの資格は豊富にあります。
そのため、どの資格を取得するべきか悩んでしまいますよね。
1番おすすめの方法は、希望する職場に有利に働く資格を取得することなのですが、現状公認とされている資格はNSCA-CPTです。
しかし、特にどのようなトレーナーになりたいといった目的がない場合に関しては価格や取得までの期間、通信教育などから選ぶのが良いでしょう。
まずは1番安い価格の資格を取り、その後必要に応じて他の資格を取得するのがおすすめです。
パーソナルトレーナーは、資格がすべてではありません。
資格取得をゴールとせず、どのようなスキルを身に着けたいのかを考えて取得するようにしましょう。
パーソナルトレーナーに必要な知識・スキル
パーソナルトレーナーになるためには、様々な知識やスキルが必要です。
資格取得だけではおぎないきれないものを紹介していきます。
パーソナルトレーナーになるために必要なスキルや知識は以下の5つです。
- カウンセリング力
- 情報を正しく伝える力
- 営業スキル
- 栄養学
- 生理学
では、1つずつ見ていきましょう。
パーソナルトレーナーに必要な知識についてはこちらの記事:パーソナルトレーナーになるために必要な知識とは?活躍するために必要なスキルもご紹介!でもさらに詳しく紹介しています!
パーソナルトレーナーに必要な知識・スキル➀:カウンセリング力
パーソナルトレーナーになるためには、カウンセリング力が必要です。
カウンセリング力とは、相手の要望だけではなく潜在ニーズまで引き出す力です。
「モデルの○○のような体型になりたい」「腰痛を治したい」など、要望は様々。
その要望をかなえるだけではなく、その言葉の奥に隠された潜在的なニーズを引き出し、最適なメニューを作成しなければいけません。
パーソナルトレーナーに必要な知識・スキル➁:情報を正しく伝える力
情報を正しく伝える力も、パーソナルトレーナーになるためには大切です。
パーソナルトレーニングを実施する際、トレーニング中のフォーム指導など、言葉で説明するのが難しい場面も多くあります。
きちんとした情報を伝えなければ、トレーニングが無意味になるだけではなく体に悪影響を及ぼす可能性もあるのです。
そのため、正しい情報を正確に相手に伝える力が必要です。
ここでの「伝える」というのは、相手が正しく理解している状態を意味します。
ただ自分の感覚で伝えるのではなく、相手の立場に立ってものごとを伝える力が必須です。
パーソナルトレーナーに必要な知識・スキル➂:営業スキル
パーソナルトレーナーには、営業スキルも必要です。
一見、そのようなスキルは不要そうに見えますが、非常に大切です。
パーソナルトレーナーはただ指導するだけではないサービス業です。
利用者の方が快適にトレーニングを実施できるためには、相手を喜ばせる営業力は非常に大切です。
また、ジムによっては物販の目標などが課されます。
営業力を高めて人気トレーナーになることができれば、独立することも夢ではありません!
パーソナルトレーナーに必要な知識・スキル➃:栄養学
パーソナルトレーナーには栄養学の知識が必要です。
なぜなら、パーソナルトレーニングは食事指導も必要だからです。
そのため、どのような食材にどんな栄養価があるのか、体にどのように作用するのかなどの正しい知識を身につける必要があるのです。
豊富な知識があれば、利用者の人に合った最適なメニューを提案することができます。
そうすることで、効果を早く実感できたり、体の悩みを解消できるのです。
パーソナルトレーナーに必要な知識・スキル➄:生理学
生理学も、パーソナルトレーナーには大切なスキルです。
生理学とは、運動を行った際、体内でどんな反応が起こっているかを学びます。
どのようなトレーニングをすれば体にどう作用するかを学ぶことができるのです。
そうすることで、利用者の希望体型や体質に対する正しいトレーニング方法を指導することができます。
どのような物質が合成、分解され、どんな経路でエネルギーに変わるのかを学ぶ必要があります。
選ばれるパーソナルトレーナーになるために
著者:徳山 将樹(名古屋支部)
筋骨格構造や運動生理学を理解した上でメカニズムから体のケアができるようになると、信頼も上がり選ばれるトレーナーになれます。#パーソナルトレーナー #NPTA #資格取得講座 #養成スクール #BFR #ダイエット pic.twitter.com/KQiQiZF8Jv— 日本パーソナルトレーナーズアカデミー (@nippontrainers) 2018年11月14日
パーソナルトレーナーに必要な知識についてはこちらの記事:パーソナルトレーナーになるために必要な知識とは?活躍するために必要なスキルもご紹介!でもさらに詳しく紹介しています!
パーソナルトレーナーとしての働き方
晴れて資格を取得できたり、パーソナルトレーナーとしての知識を取得できれば、パーソナルトレーナーの仲間入りです!
では、どのようにして働ければよいのか気になりますよね。
パーソナルトレーナーとしての働き方は以下の3つがあります。
- ジムやフィットネスクラブで働く
- フリーランスとして働く
- 独立、開業して働く
では、1つずつ見ていきましょう。
パーソナルトレーナーとしての働き方➀:ジムやフィットネスクラブで働く
1番一般的な方法は、ジムやフィットネスクラブで働くことです。
正社員として入社することもはもちろん、アルバイトやパートとして働くこともできます。
ジムやフィットネスクラブで働くと、他のトレーナーとの交流ができるので、自分自身では学びきれない様々な情報やスキルを取得することができます。
また、いきなり個人でトレーナーをするのが不安という場合にはまずは働いてみるのもおすすめです。
最近では、平日は会社員・休日はトレーナーという副業を行っている人も増えています。
いきなり正社員になるのに抵抗のある人は、まずは副業やアルバイトから始めてみましょう。
パーソナルトレーナーとしての働き方➁:フリーランスとして働く
パーソナルトレーナーは、フリーランスとして働くことも可能です。
しかし、いきなり個人で始めるのは集客がかなり難しいでしょう。
パーソナルトレーナーを探している人は、ほとんどジムで探します。
ジムと差別化させる価格設定やサービスなどの創意工夫が必要です。
しかし、すでにコネクションがある場合などにはフリーランスがおすすめです。
なぜなら、自分の好きな時間に好きな場所で働くことができるからです。
もちろん、副業としてもおすすめです。
まずは、企業で働いたのちフリーランスとして活動するのが良いでしょう。
さーさー
フリーランスのパーソナルトレーナー目指して
とにかく頑張りますか!!!
今後の日本が恐ろしいので、なるべくはやく独立します💪— カレー豆乳鍋 (@karetonyunabe) 2019年1月7日
パーソナルトレーナーとしての働き方➂:独立、開業して働く
最後の方法は、独立、開業する方法です。
自分がオーナーとなりジムを運営する方法です。
最近、パーソナルトレーニングジムを開業する人は非常に増えています。
しかし、開業となるとただトレーニングが好きというだけでは運営は難しいでしょう。
経営スキルや人材育成スキル、資金など様々なものが必要になってきます。
しかし、大手企業とうまく差別化させ集客をすることで多くの利益を手に入れることができます。
そういった意味では、開業するというのは非常におすすめの方法です。
資格を取得し、パーソナルトレーナーデビューしよう!
パーソナルトレーナーは、必ずしも資格は必要ありません。
しかし、あれば就職にも有利ですし正しい知識を学ぶことができます。
パーソナルトレーナーは、きちんと知識をインプットさえすれば比較的簡単になることができる職業です。
自分の好きなことを仕事にできるなんて理想ですよね。
まずは、副業からでも、パーソナルトレーナーデビューしてみてはいかがでしょうか?